ファイバーリサイクルうらやすとは

日本では、「衣」を生活に欠かせないものとして、譲ったり、仕立て直したり、修繕したりしながら大切に扱ってきました。「衣」としての役割を終えた後も、刺し子や裂き織りなど美しく長持ちさせる工夫をし、最後には台ふきや雑巾として使ってきました。しかし大量の衣服が生産され販売されている現代においては、ゴミとして捨てられる衣服が年々増えています。

 

古着・古布などもリサイクルできる有効な資源であるにもかかわらず、缶やペットボトル(リサイクル率80~90%)に比べて、そのリサイクル率は30%程度であると言われています。私たちは、この「もったいない」を少しでも減らし、せんい製品のリサイクル(ファイバーリサイクル)をすすめるため、市民による回収ルートを作り1998年より活動しています。



【活動の目的】

環境の保全

大切な資源を活かすために再利用をすすめます 

 

■ゴミの減量化 

リサイクルをすすめて、ゴミとして捨てられる量を減らします

 

■市民事業の展開 

リサイクルをすすめていくための事業をおこします

 

■国際協力

活動で得た収益をパキスタン・カラチ市のスラム地区にある学校「アル・カイールアカデミー」に寄付し、コンピュータークラスの運営費に充てています。

パートナー団体「NPO法人JFSA」にも協力・寄付し、同学校の教育支援を間接的に支援しています

 

■地域社会への貢献

リサイクル活動を通して豊かなまちづくりに貢献します


【活動内容】

古着回収

年4回、浦安市内、市川市行徳地区にて古着回収をしています

まちづくり活動プラザ内リサイクルステーションで古着回収をしています

市内の協力企業、独身寮で古着回収をしています 

布ぞうり講習会

浦安市内2ヶ所にて定期的に開催しています

公民館や近隣の地域から依頼されて、出張講習会をおこなっています

リサイクル着物市・ゆかたまつり

JFSAの協力のもと、美浜東エステート集会所(2003年~)、市民活動センター(2010年~)、まちづくり活動プラザ(2018年~)にて、計22回開催しています
着物や古裂(こぎれ)ファンに親しまれる地域のイベントです

見学会・研修会

協力関係にある古着回収業者の倉庫、都心での古着回収用洋服ポスト、裂き織り工房、古来からの古着、古布の展覧会を訪れる見学会、研修会などを開催しています

見学会・研修会には一般の方からの参加も募っています

小中学校出前授業・学校行事参加

せんいリサイクルの話、布を使ったリメイク体験教室を開催しています
(裂き織り、布ぞうり作り、ペタペタトレー、ペタペタマグネットなど)

企画イベント

裂き織り展、ニットさろん、ママ対象の手作り講座などを開催しています

 

地域のイベントへの参加

浦安市内の公民館文化祭、行徳の市民まつり、環境フェアなどのイベントに積極的に参加しています

金よう*さろん

2回の金曜日、ゆかたほどきなどボランティア作業をしています

夏休みボランティアの受け入れ

浦安市、市川市の主に中高大学生を中心に体験ボランティアを受け入れています

NPO法人日本ファイバーリサイクル連帯協議会(JFSA)への支援

NPO法人 JFSAは、日本国内とパキスタンで古着や毛布などのリサイクル(リユース)事業を行い、パキスタンのカラチ市内のスラム地域にある無料の学校「アル・カイールアカデミー」の自立運営を支援しているNGOです

■活動初期より団体会員としてJFSAを支援しています

■古着の輸出作業の手伝いをしています

■自然災害や新型コロナ対策時の寄付をしています

■古着バザーに協力して、市民まつりなどで古着を販売しています 

JFSA事務局の方々を招いた現地活動報告会で、パキスタン・カラチでの活動やアル・カイールアカデミーの子どもたちの様子について、話を聞きます

アル・カイールアカデミーの校長・ムザヒル氏、カラチで古着販売事業に携わっている方々との交流会を開催しています

 

アル・カイールアカデミーへの支援

 パキスタン・カラチ市のスラム地区にある学校「アル・カイールアカデミー」を支援しています

JFSAの団体会員として協力することでアル・カイールアカデミーを支援しています

アル・カイールアカデミーのコンピュータークラスへ運営費の寄付 しています


【団体概要】

 

所在地  千葉県浦安市入船5-45-1-306  浦安まちづくりネット内

代 表  奥井 洋子

設 立  1998年3月

連絡先  TEL:070-6512-8025

E-mail   fiber.urayasu@gmail.com

活動地域 浦安市 市川市行徳地区

ボランティアスタッフ  34名


【あゆみ】

1997年~

回収拠点開設など準備期間

1998年3月

ファイバーリサイクルネットワークちば(*1)浦安地区として発足【第1回回収】4ヶ所で回収開始(*2)5,310kg

 

(*1)ファイバーリサイクルネットワークちば1994年設立千葉県北西部地区において古着回収する団体

 

(*2)美浜公民館・生活クラブ生協浦安デポー・ユニマート(現マツモトキヨシ新浦安美浜店)・入船中央自治会

1999年~

日の出公民館、福栄老人いこいの家現いきいきセンター福栄行徳の施設(非公開)で回収開始

 

市内小中学校にて出前授業を積極的に行うさき織りバッグ作り、販売

2001年6月

ファイバーリサイクルネットワークちば解散「ファイバーリサイクルうらやす」として再スタート

2001年10月

第一回定期総会開催

2001年11月

富岡公民館にて回収開始

2002年4月

ビーナスプラザ「布ぞうり講習会」開始

2002年8月

市川市夏休み体験ボランティアの受け入れ開始 チラシの配布枚数でおよその持ち込み者をカウント開始

2003年5月

第1回チャリティリサイクル着物市開催(22回まで開催2021年時点)

2005年

パキスタン北部地震、「アル・カイールアカデミー」に義援金を贈る

2006年8月

高洲中央公園にて回収開始

2007年

パキスタン・カラチ市にある学校「アル・カイールアカデミー」コンピュータークラスへの運営費の寄付開始

2008年

発足10周年記念品としてにアルカイールアカデミーにエプロンを発注

2009年

バッグの回収開始

2010年

浦安市市民活動補助金(ステップアップ)の申請・受領

2011年2月

当代島公民館にて回収開始

2011年2月

「久光ほっとハート倶楽部」活動支援金の受贈

2011年3月

東日本大震災、その後一時的に古着回収量増加

2011年3月

ちばコープ「くらしと地域づくり活動助成金」の受贈

2012年2月

2012年2月浦安市内社員寮2ヶ所回収開始(常設)

2012年8月

浦安市「若者のための夏休みボランティア」受入

2012年4月

ちばコープ「くらしと地域づくり活動助成金」の受贈

2014年3月

アルカイールアカデミーにエプロンを追加発注

2015年2月

中央公民館にて回収開始(~2021年2月まで)

2016年2月

入船北小跡地利用事業アイデア応募・プレゼンテーション事業

2018年6月

まちづくりプラザ内にまちネットシェアオフィス内に活動拠点開設

2018年12月

発足20周年記念交流会開催 ファイバーリサイクルうらやす20周年記念誌~20年のあゆみ~発行

2018年12月

JFSAとアルカイールアカデミーに20周年特別支援

2020年2月

コープみらい社会活動財団2019年度コープみらい地域かがやき賞」の受賞

2020年2月

美浜南小学校で回収開始(当初はマツキヨ美浜店工事のため代替拠点として発足)

2020年5月

新型コロナ感染症拡大防止のため、5月の回収中止

2020年9月

新型コロナ感染症対策としてJFSAとアルカイールアカデミーに緊急支援

2021年6月

まちプラ連絡会によって設置された「R(リサイクル)ステーション」(まちづくり活動プラザ1階)に古着回収ボックスを常設


【活動報告】

 年度ごとの活動報告(準備中)